日本文学科
日本の言語、文学、
歴史、文化、
その魅力を探求する

日本文学科では、日本の言語、文学、歴史、
文化を深く学び、専門的な研究方法を身につけることで
社会に寄与できる人間性豊かな教養人を育成します。
選べるコース

古典から現代まで幅広く、かつ深く文学を探究します。文学研究のほか日本語学など多彩な研究領域を持ちます。
日本文学の魅力を探り 謎を解き明かす
日本文学コース

日本文化とその歴史、さらに東洋と西洋の文化交流の歴史を学びます。神話、宗教、歴史、民俗学など幅広い分野を研究します。
日本の歴史を学び 未来への希望を開く
日本文化史コース

実務的文書の作成法、批評文・論説文、文芸創作まで幅広く学びます。生成系AIなども活用し多様な文章表現法を修得します。
思考力や想像力を磨き 言語表現を極める
文章表現・創作コース
学びの特色
言葉と真摯に向き合い、表現力を磨く
講義では様々な言語文化を学ぶことで、いずれの分野でも活躍できるよう、十分な国語力を身に付けることに重点を置いています。専門教育では各々の時代、分野を得意とする教員が揃い、学生のあらゆる関心領域や問題意識に対応できる態勢が整っています。

Pick Up!
文学と歴史を横断的に学ぶ
2年次から、上代から現代までの文学を学ぶ「日本文学コース」と、日本文化と歴史を学ぶ「日本文化史コース」、多様な文章表現を学ぶ「文章表現・創作コース」、3つのコースを選択できるようになっています。どのコースを選んでも相互の研究分野を横断的に学ぶことができます。卒業研究の選択も自由です。
資格の選択肢が豊富
日本文学科では、高等学校教諭一種(国語・書道)、中学校教諭一種(国語)免許、図書館司書・司書教諭・学校司書、博物館学芸員、登録日本語教員基礎試験免除資格(登録日本語教員養成機関・実践研修機関申請準備中)と多彩な資格を取得することができます。また2つの資格を組み合わせて取得し、将来の選択肢を広げることも可能です。
分野別入試 (芸術・ダンス分野)
日本文学科は、分野別入試(芸術・ダンス分野)の
「文芸部門」の対象学科です。
日本文学科は、分野別入試(芸術・ダンス分野)の「文芸」の対象学科です。
分野別入試(芸術・ダンス分野)は、自分の持つ能力を発揮し、入学後も各分野のリーダーとなる力を多面的・総合的に評価する入試です。面接・活動証明書、小論文、調査書を総合して合格者を決定します。活動証明書には、各分野で活動した実績を証明する資料等が必要です。
入学者には、合格区分によって「芸術・ダンス分野特別奨学金」が給付されます。
4年間の学びの流れ
取得可能な資格
博物館学芸員
博物館のスペシャリストである「学芸員」を目指します。徳島で長年の学芸員れ経験を持つ教員が実践的に指導します。企画力・運営力がつく資格です。
授業紹介
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「博物館展示論」
文化の森の徳島県立博物館で実施される授業です。学芸員の方から、展示の構成方法や説明文の書き方、広報活動など、博物館展示の企画・運営方法を学びます。
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「博物館実習Ⅲ」
学外での博物館実習を前に、学生たちが自分たちの手で展覧会を企画します。四国大学の貴重資料の中から毎年テーマに沿った展示を行っています。
凌霄文庫 2025年度 展示テーマ
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「江戸時代の出版文化と阿波」 四国大学図書館1階展示コーナー
※凌霄文庫(りょうしょうぶんこ)とは 郷土史・染織研究家として知られた後藤捷一(1892-1980)が収集した「凌霄文庫」は、阿波を中心に四国とその周辺に関する歴史・地理・文学など1万7千点に及ぶ膨大な資料群です。その中には、度々博物館で展示されるなど文化財的価値のある貴重な文献も数多く含まれています。
高等学校教諭一種免許状(国語・書道)
中学校教諭一種免許状(国語)
中学高校で国語教員として教壇に立つための資格です。高校国語の総復習からスタートして、自治体や私立校の教員採用試験合格を目指します。教員志望者を対象とした試験対策ガイダンス、全国規模の模擬試験(年2回)、教員として活躍する卒業生との座談会などを実施しています。 ※2022年度 教職教育センター開設
授業紹介
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「近代文学講読(児童文学を含む)」
通史的な視野で文学を解釈する方法を学ぶ授業です。芥川龍之介や川端康成、宮沢賢治や 巌谷小波などの作品を読み、研究史を知り、互いに意見交換をしながら、自分の解釈を表現していきます。
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「国語科指導法Ⅳ」
ICTを導入したこれからの「古典」授業の可能性について考える実践的な授業です。電子黒板やLMSなどを活用するための技術・指導方法を習得します。
図書館司書・司書教諭・学校司書
「図書館司書」は地域の図書館で働く職員です。また学校図書館の運営・管理を担う専門職に「司書教諭」と「学校司書」がいます。これらの課程では、本やインターネットから情報を読み取る力「情報リテラシー」を身につけることができます。
授業紹介
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「情報サービス演習」
本やインターネットなどの情報資源の探し方を学ぶ授業です。図書館での演習を通して、情報サービスの設計から評価、利用者の質問に対するレファレ ンスサービスを知り、情報を検索する実践的な能力を養成します。
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「学校経営と学校図書館」
学校図書館に関する基本的な知識を学びます。なぜ学校に図書館が必要なのか、その歴史と仕組みを解説します。情報活用能力の育成や、読書バリアフリーについても扱います。
学生GP活動
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図書館の魅力を発信する学生グループ「テニトル」は、県内の社会教育機関と連携し、図書館や読書の楽しさを伝える活動に取り組んでいます。イベントの企画・展示・読み聞かせなどを通して、地域の文化や交流の場を作り出しています。
登録日本語教員基礎試験免除資格
日本語を母語としない学習者に日本語を教えるのが「日本語教員」です。近年、国内企業や学校などさまざまな現場から求められている存在です。日本文学・文化について学びながら、グローバル社会の最先端で活躍する力をつけることができます。
授業紹介
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「日本語教授法」
学習者の目的やレベルに合った教授法や教材を選ぶ方法を学びます。四国大学の外国人留学生のための日本語授業の見学も行います。
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「日本語音声学・音韻論」
外国人に日本語を教える教員として必要な、日本語の発音の知識やルールなどを勉強します。五十音図の仕組みに始まり、日本語の子音や母音、アクセントやイントネーションがどのように発音され使い分けられているのか、などを学んでいきます。
Career Paths After Graduation 卒業後の進路
中学校・高校教員、図書館司書、博物館学芸員など、免許・資格を活かして活躍している人が多く、また公務員・一般企業などへも広く進出しています。さらには学内外への大学院へ進学し、研究を続けている人もいます。
最近の主な進学先
四国大学大学院、國學院大學大学院、佛教大学大学院、鳴門教育大学大学院
最近の主な就職先
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【中学校・高等学校】
徳島県公立中学校、岡山県公立中学校、愛媛県公立中学校、神奈川県公立中学校、佐賀県公立中学校、京都府公立高等学校、愛媛県公立高等学校、村上学園高等学校
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【図書館・博物館】
岡山大学附属図書館、鳴門市立図書館、松茂町立図書館、北島町立図書館、北島町学校司書、徳島県立文書館、徳島県立埋蔵文化財センター、愛媛県立埋蔵文化財センター、四万十市教育委員会(学芸員)、高知県立坂本龍馬記念館
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【その他公務員・企業など】
日本郵便、徳島市役所、徳島県警察、エアトラベル徳島、阿波銀行、伊予銀行、コスモス薬品、徳島新聞ネクスト